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富士山の植物図鑑

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富士山の植物

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砂礫の中に健気に根を下ろした

植物たちを見ることができます。

イワツメクサ

富士山の植物分布は非常に特徴的で、山麓から山頂までの植物の垂直分布がきれいに見ることができるのは富士山ならでは。

古くから草山、木山、焼山と呼ばれてきたのにも納得です。

最近では温暖化で植物の生育できる環境が変わってきました。
また中腹樹林帯ではニホンジカが増え食害が問題となっていす。

火山荒原、砂礫地にフジアザミ、フジハタザオ、オンタデなどの植物や他の高山植物も多く見られ独特な風景を形成しています。

​また樹木は風衝樹形(旗状樹形、テーブル樹形)が見られます。

花 植物 樹木

​富士山に咲く花

富士山麓で咲く花

​樹海の植物など

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​植物名

特徴

花期​  参考,撮影地など

白系クリーム系

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​ズミ

桜に似た可愛らしい花を咲かせるズミ。5月の中旬頃から徐々に沢山の花を咲かせます。

​花がいっぱいに咲く様は大変華やかで美しいです。

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​ヤマシャクヤク

かつては群生も見られたが、今では絶滅が心配されている花。

​とても可憐な花が人気で盗掘も

心配されている。

​花期:5月 富士山樹林帯

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オオカメノキ

別名ムシカリ 紫陽花の様なとても清楚な花を咲かせる。

花期:5月初旬〜中旬​ 富士山麓

​須走5合目など

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コウモリソウ

富士山や周辺外輪山に見られる

特徴的な花と葉が可愛らしい。

​蝙蝠の羽を広げたような葉。

​花期:8月〜10月 富士山全域

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ヒヨドリバナ

富士山や周辺外輪山に見られる

アサギマダラが吸蜜することで有名な花で群生している。

​花期:8月 村山古道須山古道

​富士山全域山麓など

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イタドリ(雄花)

富士山5合目〜6合目付近に見られる。オンタデに似ている。食用にしたり薬になる植物。

​花期:7月〜8月  富士山全域

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​オンタデ(雄株)

富士山で最も多く見られる植物

地下茎が長く安定しているため強風にも耐える。雌雄別株。

​花期:7月〜9月 富士山全域

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​オンタデ(雌株)

富士山で最も多く見られる植物

こちらは雌株。結実して子孫を残す。雌雄別株。

結実期:9月 富士山全域

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チョウジザクラ

富士山の山麓に見られる春を告げる桜。フジザクラとともに日本固有種で樹林帯でも見ることができる花。地味で目立たない。​花期:5月 富士山麓外輪山

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フジテンニンソウ

富士山の道路周辺に見られる

樹林帯でも見ることができる花

秋の始まりを告げる花。

​花期:8〜9月 スカイライン

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フジザクラ

富士山周辺に下向きに咲く日固有種の桜。須走アザミラインにも咲いている小さめの奥ゆかしい桜だが多数咲くので目立つ。

​花期:5月 須走 富士山周辺

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イチリンソウ

富士山の山麓や外輪山に多く見られる。

樹林帯でも見ることができる花

​マメ科らしい花が咲く

​花期:6月末〜7月村山古道

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バイケイソウ

富士山スカイラインに見られる

背が高くとても目立つ花。

​高山でよく見られる

​花期:8月〜9月 富士山全域

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コケモモ(花)

富士山や高山に見られる。

​小さな可愛いい花を咲かせる。

半鐘の形をしている。

​花期:8月 富士山全域

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シャクジョウソウ

富士山麓樹林帯や樹海に見られる。ギンリョウソウに似るが少し茶色みを帯びている。

​花期:6月〜7月 富士樹海

​風穴周辺

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ギンリョウソウ

富士山麓樹林帯や樹海に見られる。別名ゆうれいだけ。

​花期:6月〜7月 富士樹海

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ツマトリソウ

富士山の山麓や外輪山に見られる。とても清楚で可憐な花。

​花期:7月 須走6合目

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ミヤマオトコヨモギ

たおやかに風に揺れる姿が奥ゆかしい小さな可愛らしい花。

富士山で見ることができる。

​花期:7〜8月富士山全域

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シロバナヘビイチゴ

富士山や高山に見られるが数は多くはない。

半鐘の形をしている。

​花期:7月 富士宮西臼塚 山麓

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ノイバラ

​フジイバラと呼ばれる同種の仲間のノイバラもある。とてもよく似ている。

​花期:7〜8月富士北麓、御殿場

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フジハタザオ

富士山5合目付近から7合目付近に見られる。乾燥や寒さに強く葉を残したまま越冬する。

​花期:7月〜8月  富士山全域

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イワツメクサ

富士山で見られるとても可愛らしい小さな花。富士山以外の高山でも見られる。

​花期:7月〜8月  富士山全域

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ウメガサソウ

富士山お中道などで見られる。小さな花ではあるが存在感があるり可愛らしい。

​花期:6月〜7月 富士山5合目

​お中道など

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マルバノイチヤクソウ

富士山5合目や周辺外輪山、お中道、宝永山周辺に見られる

可愛い花を次々に咲かせる。

​花期:7月〜8月 5合目

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アズマイチゲ

キクザキイチゲにも似ている春に咲く花の代表。樹林帯や北麓などで見ることができる。

​花期:5月〜6月 富士山麓

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イチヤクソウ

その名のとうり薬として使われていた花。鈴蘭のように下を向いて咲く姿が奥ゆかしい。群生している場所もある。

​花期:7月 樹海富士北麓など

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​コバノイチヤクソウ

富士山5合目付近や樹林帯などに見られる。可愛らしいが存在感がある花を咲かせる。

​花期:7月〜8月  富士山麓から5合目など

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シロバナイワカガミ

山で見られるとても可愛らしい花。富士山以外の高山でも見られるが白色個体は珍しい。

​花期:7月〜8月  富士山6合目

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ツバメオモト

緑美しい大きな葉が特徴の花で清楚可愛らしい花を複数咲かせる。花期:6月 富士山麓

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イワセントウソウ

本当に小さな小さな線香花火のような花を咲かせる。小さい割に存在感がある花。

​花期:6月 樹海 富士山麓

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ガマズミ

小さな花をまとまって咲かす花で雰囲気は紫陽花にも似ている。

​花期:6月南麓

サルナシ

初夏可愛いい花を咲かせ小さな実がなる。キューイフルーツの仲間で美味しい。

花期6月 幕岩周辺や山麓

結実期8月〜9月

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​ウワミズザクラ

桜と言っても少し違った形の花を楽しむことができる花で沢山の花がつくので目立つ。

花期:5月初 富士山麓

​富士外輪山など

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マタタビ

桜よりもお大きくとても清楚で可憐な花を咲かせ結実すると猫が好きなマタタビができる。

花期:7月富士山麓など

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ミヤマエンレイソウ

エンレイソウの白花種で大きな葉も特徴。エンレイソウは外花被片だけであるがこちらは内花被片(白色)がある。

​花期:5月 富士山麓 水ヶ塚

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イワヒゲ

高山帯の岩壁に見られる。7月に小さな可愛らしい花を沢山つける。草のように見えるがツツジ科小低木。

​花期:7月 須走7合目

ピンク赤系

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ウグイスカグラ

春先に星形でピンク色の小さな花を咲かせる。繊毛があるのはミヤマウグイスカグラ。

​花期:5月

タカネバラ

一際美しいピンク色で目をひく

富士山5合目付近樹林帯に咲く

​サンショウバラより色濃い。

花期:7〜8月 吉田ルート

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ミヤマモズジリ

富士山の旧道古道に見られる

近年激減してしまった花。

とても可愛らしい花が咲く。

​花期:8月 精進登山道

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ネジバナ

日本各地で見られる

富士山でも見ることができる花

樹林帯に見ることができる

​花期:7〜8月 須山登山道

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ヒロハツリバナ

山麓にて見られる。須山樹林帯や樹海大室山などに自生。

可愛らしい実をつける。

​結実期:7〜8月 須山樹林帯

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​ハクサンシャクナゲ

富士山や周辺外輪山に見られる

優しい色合いの花で人気がある。

​花期:8月〜10月 お中道

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ミヤマホタルブクロ

富士山や周辺外輪山に見られる

特徴的な花の形で蛍袋によく似る。​額の違いで見分ける。

​花期:8月〜9月 富士山全域

 

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メイゲツソウ

富士山に見られるイタドリの仲間。ベニバナイタドリ。

秋になると特に赤みが増す。

​花期:8月〜9月 富士宮6合目

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テガタチドリ

富士山須走ルートなどに見られるラン科らしい華やかさのある花が咲く。ハクサンチドリに似るが苞は目立たない。

​花期:8月〜10月須走5合目

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イワカガミ

富士山や高山で見られる。

富士宮口6合目でも見ることができ、シロバナも自生。

​この10年で激減した。

​花期:7月 富士宮6合目

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ベニバナイチヤクソウ

富士山や高山に見られる。

紅色の花がよく目立つ。

​花期:7月 富士宮6合目

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イカリソウ

山でよく見られる花。

富士山の山麓周辺に見られる花で花色はピンク系濃淡ある。

​花期:6月 精進登山道

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ヤナギラン

富士山麓で見られる花

数年前までは富士宮6合目付近でも見ることができたが激減。

​花期:8月 富士山麓

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エイザンスミレ

すみれの中でも華やかでとても美しい花を咲かせるスミレ。独特の葉の形から識別できる。

​花期:5月 富士北麓

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タチコゴメグサ

樹林帯や御殿庭などの登山道脇で見ることができる。半寄生草で自ら光合成もする。可愛い。

​花期:8月〜9月 須山登山道

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トウゴクミツバツツジ

濃いピンク色の花を咲かせるツツジで樹林帯などで見かける。

​幕岩や須山の登山道から見られる。花期:5月 須山お胎内

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トモエシオガマ

ねじれて花が咲いているのが特徴的。色鮮やかでよく目立つ。上から見ると巴(渦巻き型)

​花期:8月 富士山5合目

青紫系

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ヤマハッカ

富士山の樹林帯に見られる

シソ科らしい花が咲く。旧道や古道に咲いている。

​花期:8月 須山登山道

フジアザミ

日本固有種

大きな花が特徴アザミ

​富士山須走ルートでは群生を見られる 

花期:7〜8月​ 須山登山道

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​クサボタン

富士山の5合目周辺に見られる

樹林帯でも見ることができる花

​日当たりの良い場所に咲く。

​花期:8月〜9月 御殿場5合目

オオサワトリカブト

富士山に自生しているトリカブト

吉田ルート登山道で見ることができる​大沢崩れ周辺でも見られる

​葉の切れ込みが深い。

​花期:8月 吉田お中道

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ミヤマハンショウヅル

富士山に見られるが数は多くはない。半鐘の形をしている。

草陰にひっそりと咲く花。

​花期:8月 吉田、富士宮5合目

        

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ヒメシャジン

紫色の目立つ花で美しい。

​ミヤマシャジンに似るが葉っぱが違うので見分けやすい。

​花期:8月 富士宮5合目

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タチツボスミレ

富士山や高原里山にも見られるスミレ。淡いラベンダーカラーで優しいイメージの花。

​花期:5月 アザミラインなど

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ウツボグサ

里山などでも見られる花。

日当たりの良い遊歩道脇に咲く。靭に似た形が独特。

​花期:7月〜8月 水ヶ塚など

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ムラサキケマン

富士山麓の脇の日当たりの良い場所でも見られる。里山や低山公園などにも多い花。

​花期:8月古道山麓

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ミヤマクルマバナ

富士山の5合目周辺に見られる

樹林帯でも見ることができる花

​シソ科らしい花が咲く

​花期:8月須走小富士下

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ツリガネニンジン

関東甲信越の山で見かける花。

イワシャジンやソバナにも似るが葉のつき方が対生。

​花期:8〜9月 御殿庭周辺

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ナンブアザミ

富士山の5合目周辺に見られる

樹林帯でも見ることができる花

アザミは識別が難しい

​花期:8月 御殿庭

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ムラサキモメンズル

富士山の5合目周辺に見られる

樹林帯でも見ることができる花

​マメ科らしい花が咲く

​花期:6月末〜7月 富士宮6合

​富士山全域で見られる

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ヤマトリカブト

富士山に見られる。葉の色花ともに濃いめ。猛毒。

​花期:6月〜7月 富士宮4合目

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ミヤマシャジン

富士山に見られる。ヒメシャジンに似るが、ふっくらと優しいイメージ

​花期:8月 富士宮5合目

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ヤマエンゴサク

富士山や里山にも見られるブルー、ラベンダーカラーで小さいけれど華やかな花

​花期:5月 富士山麓など

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​タカネグンナイフウロ

高山で見られる花でフウロソウの中では比較的派手な花。開山前に咲いているが7月にも見られる。花期:6〜7月5合目

オレンジ黄色系

クルマユリ

鮮やかなオレンジ色の小型の百合

5合目付近の樹林帯に多い。

花期:8月末​ 富士山全域​

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イワオウギ

富士山や周辺外輪山に見られるる。豆科らしい葉と花がつきタイツリオウギに似ているが葉の形が違うのでわかる。

​花期:7月〜8月 富士山全域

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キオン

富士山や周辺外輪山に見られるる。ミヤマアキノキリンソウと同じ時期に咲くが花が大きいので見分けがつく。

​花期:8月〜9月 富士山5合目

ハンゴンソウ

キオンに似るが葉のつき方が違いハンゴンソウの方が大型になる。寄生火山付近でも自生している。花期:7〜8月 水ヶ塚

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ミヤマアキノキリンソウ

富士山や高山に見られるる。標高が上がるにつれ草丈が短くなっている。

​花期:8月〜9月 富士山5合目

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ダンコウバイ

春を告げる黄色い花を咲かせる。まだ色のない樹林帯によく目立つ。雌雄別株。雄株の方が華やか。画像は雄花。

​花期:5月 

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オタカラコウ

富士山の樹林帯に見られる

富士山スバルラインでも見られる黄色が目立つ花。

​花期:8月 スバルライン

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タイツリオウギ

富士山や周辺外輪山に見られるる。イワオウギに比べ葉に丸みがある。

​花期:7月〜8月 富士宮6合目

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​フシグロセンノウ

夏の終わりにひときわ鮮やかな花を咲かせる。オレンジ色が遠くからでもよく目立つ。

​花期:8月 富士山麓

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マルバダケブキ

よく目立つ黄色い花が咲く。

葉も大型で間違えにくい。

道脇でも見ることができる。

​描き:7〜8月 山麓

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アブラチャン

春を告げる黄色い花を咲かせる。光沢のある鼻が美しい。

雌雄別株。画像は雌株。

​花期:4月 富士山北麓

その他色

ヤマオダマキ

日本各地で見られる

富士山でも見ることができる花

​ミヤマオダマキより赤みが強い

​花期:6月末〜7月 吉田5合目

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ミヤマバイケイソウ

高山に見られる緑色の小さな花が集合して咲く花。花丈が長くなりよく目立つ。

​花期:8月〜9月 富士宮古道

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コタヌキラン

富士山に見られる。ランと名がつくがスゲの仲間。

​花期:6月〜7月 蒴果期:月

富士山全域 山頂まで

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ツクバネソウ

緑の手裏剣のような花が美しくはも規則正しく並んでいる。クルマバツクバネソウは葉が多く違いがわかる。花期4〜5月 富士山麓

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アケビ

独特の花を咲かせる。右が雄花。左が雌花。秋にはアケビの身をつける。食用になる。

​花期:5月山麓外輪山など

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ヤマホトトギス

富士山麓で見られる花でとても面白い形をしているのでわかりやすい。ヤマジノホトトギスによく似ている。花期:9月

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​ミヤマヤナギ

ミネヤナギとも呼ばれている。

開花の後綿毛を飛ばす。安定しない場所でも根をおろすパイオニア植物でもある。

​花期:6月 綿毛:6月〜7月初

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ネバリノギラン

とても地味な花であるが長くなるため存在感がある。その名のとうり触るとネバネバする。

​花期:7月 樹林帯

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クロモジ

富士山の山麓で見られる樹木で

​日本を代表する香木。少し甘い柑橘系の香りがする。

​花期:5月富士山麓 樹林帯

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ハナイカリ

富士山の5合目周辺で見られる

​イカリソウニ似た花をつけるが色は白から緑色。

​花期:8〜9月富士宮口5合目

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ハナイカダ

富士山麓や外輪山に自生。

葉の上に花が咲く姿がイカダの様でけなげ。

​花期:7月富士北麓

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イチヨウラン

とても可愛らしい花で人気があり盗掘により激減した花。葉が一枚で花は蘭らしい花が咲く。

​花期:6月富士山山麓 古道など

クルマバツクバネソウ

葉の色と同じなので一見目立ちにくいが特徴的で魅力的な花。

富士山外輪山でも見られる花。

花期:6月 富士山麓 外輪山

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タケシマラン

とても小さな茶色系緑の花を咲かせる。漢字で書くと竹縞蘭。身は赤く目立つ。

​花期:6月 富士山古道など

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マツタケ

富士山でもマツタケが生えている場所があります。

画像は我が家の森林園近くで撮影したマツタケ。

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ウリハダカエデ

富士山南麓に見られる。葉の色花ともに明るい緑色で目立つ。

​花期:6月〜7月 富士宮4合目

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クマガイソウ

富士山外輪山である倉見山に群生。大変人気の花で絶滅が心配されている。盗掘なども心配されており管理されている場所もある。

​草木種子類

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タイツリオウギ実

富士山富士宮5合目から須山登山道宝永山周辺に見られる

特徴的な形の種がつく。

​花期:8月〜9月 富士宮5合目

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イワオオギの実

タイツリオウギよりもより豆らしいタネをつける。タネも紅葉し大変美しくなる。

蒴果期:8月

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コケモモ(実)

高山に見られる植物で花の後には赤い実がなる。ジャムなどに加工することができる。

​花期:8月〜10月 奥庭

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カラマツ

他の高山と違い​ハイマツではなく唐松が群生。風衝樹形の唐松がほとんど。

​富士山全域

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イラモミ

富士山麓に見られる。針葉樹の中で針状の葉が細い。

富士宮5合目

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ミヤマハンノキ

富士山全域森林限界付近に見られる。ハンノキハムシやルリハムシの食害を受けやすい。

​花期:6月〜7月 富士山6合目

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ミヤマハンノキ実

ヤシャブシの実、ハンノキマツボックリとも呼ばれる可愛らしい実で工作などに使われる。

蒴果期:5〜7月

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ダケカンバ

標高が高い場所でも育ち、雪の重みにも耐えることができる樹木で6合目あたりまで見ることができる。白樺に似る。

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アブラチャン実

果実は直径1.5センチほどの球形。10月頃に褐色に熟す。果皮を割ると柑橘系の香りがあり表面に光沢があり、脂ぎっている。油脂を含んでいる。

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オウレン種

画像はセリバオウレン。春に花を咲かせ結実した種が夏にできる。花の様な形が明期。樹林帯で見られる。富士山麓

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サルナシ

富士山山麓に見られる

可愛らしい花が咲き結実。

とても美味しい。

​花期:6月

結実期:8月 御殿場幕岩周辺

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バライチゴ

別名ミヤマイチゴ。野いちごの中では大きな種。生食よりジャムの方が美味しい。

​結実期:8が〜9月 須山周辺

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コメツガ

富士山樹林帯に見られる。高山によく見られる針葉樹。

富士山お中道

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ウラジロハナヒリノキ

富士山南麓に見られる。葉の色花が明るい緑色でツツジ科らしい葉を持つ。

​花期:7月 富士宮5合目樹林帯

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フジハタザオ種子

フジハタザオの種子。

とても面白い形をしており

種子が長く旗竿のようにも見える。

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タケニグサ

山に多く見られ日当たりの良い場所に生えてとても大きくなる。有毒植物なので注意。

​昔は殺虫剤に使われていた。

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ウバユリの実

大きな身をつけて中には沢山の種が入っており秋に割れて種を蒔く。画像は森林園のウバユリ

蒴果期:8月

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ヒメノガリヤス

日当たりの良い樹林帯に生える草で美しい緑の芝のように群生している。富士山5合目の樹林帯でも風になびいている。

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ダンコウバイ実

​低山里山、樹林帯、さらには道路沿いにもある木で春には黄色い花を咲かせる。葉の形が特徴的。花期:5月 蒴果期:7月

コケ しだ 地衣類

セイタカスギゴケ

スギゴケの中でもお大型の種

​切り株などに群生しているのを見かけることが多い。

ツブキゴケ

樹形状の地衣類であることからツブキゴケ(粒木苔)

​その名の通りの形状。

キゴケ

地衣類の地衣体の一部が伸びて樹枝状になるのでこの名がついている。

イワダレゴケ

針葉樹林帯の林床に群落を

作る美しい苔

黒戸尾根ではよく見かける種

ムツデチョウチンゴケ

花のような形の美しい苔

雨に濡れると透き通り

​花のようにも見える

ムツデチョウチンゴケ

春から秋の間に数本の蒴柄をつける姿が見られる。​画像は9月

ムチゴケ

光って柔らかく見える苔

大きな柔らかいマットを形成

チョウチンゴケ

丸みのある可愛らしい苔です。

​光沢があります。

ウマスギゴケ

日本庭園などに植えられる苔。

​緑美しい苔は北半球には広く分布している。

ツメゴケ科(地衣類)

一見葉っぱのような緑色の大型葉状地衣。

先端に着く子器は褐色。

​コオイゴケ

高地の腐植土の上に群生。

​葉の配列がおもしろい。

オオミズゴケ

林の下の湿った場所に群落を形成する。

園芸でおなじみのミズゴケも同じミズゴケ科

​カジカモジゴケ

樹木の幹などに生える苔

​緑美しい苔。

​タマゴケ

人気のあるタマゴケ。

岩の上などに群生する。

​蒴(胞子嚢)が丸くかわいらしい形をしているので人気。

​ススキゴケ

山沿いなどで見られる苔。

​ススキのように見える苔。

タチハイゴケ

寒い地方の針葉樹林帯に群落を形成する苔。

羽根状に枝が分岐する。

​スギバゴケ

岩、朽木、土の上に生える

黄緑色から緑色の光沢ある苔

ムチゴケ科

​スギゴケ

北半球の各地に分布する苔。

関東甲信越の山にも多い。

ウグイスゴケ

ハナゴケ科の地衣類

​低地から高山までの岩の上などに群落する。

シノブゴケ

枝分かれした姿がシダのシノブに似ている美しい苔

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コツクシサワゴケ

​タマゴケ科のコケでなかなか出会わない。朔が丸くて可愛い。

​目玉親父がいっぱい。

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タマゴケ

可愛すぎるコケゆえに盗掘が多く人目の付くところでは減少。

​富士山にはまだあるところにはある。

富士山の植物のお話

富士山ではたくさんの苔が観察できます。

山頂でも苔が元気に生育して朔をつけて

いる姿を見るとすごいなぁって思います。

​樹林帯や古道などで見ることができる古い

標識などにも苔が。長い年月ここにあった

​標識に歴史と趣を感じます。

最近富士山の山頂でも植物が見られる

ようになりました。

以前はコケ類だけでしたがこの10年で

コタヌキランは山頂まで上がって今では

お鉢巡りをしていると出会えちゃいます。

オンタデも9合以上まで上がりました。

地球温暖化のせいなのだとは思いますが

富士山に緑が増えることは嬉しいなぁと

私は思いますが、緑色の富士山を想像でき

ない方も多いのかもしれませんね。

富士山(高地)でよく見ることができる

オンタデやイタドリは「雌雄別株」です。

5合目付近にはどちらも生息しています。

7合目以上ではオンタデが多くなります。

とても同じタデ科ですからよく似ていま

すが、よく見ると葉の大きさ形、花の形

​などで見分けることができます。

オンタデという植物は5月〜6月に芽を出して3ヶ月半ほどで枯れ始めます。

でも根に蓄えられた養分がありますから

越冬してまた翌年も繁殖できるのです。

植物になぜ詳しいのですか?

​どうしたら詳しくなりますか?

とご質問いただくことが多いのですが

私にもわからない花は沢山ありますし忘れてしまった花もあります。

ただ、子供の頃から野山に出向き植物を見ていましたし、花や植物の図鑑を眺めているので想像がつくこともあるのです。葉の形から何科の植物か想像し、調べる、それでもわからない場合には何十冊とある図鑑を見てヒントを得ていくわけです。根気のいる作業ですがそれでも昔に比べたらずいぶん楽です。

ヒントからインターネットで検索することもできる時代ですからね。

う〜ん便利な時代ですねぇ(^^)

そして植物の同定へと繋がっていきます。自分で調べた植物はたとえ忘れてしまっても自分自身の頭の引き出しにヒントが残っているものです。

そこから引き出すことで少しずつ忘れなくなっていくのかなぁと思います。

​人によって調べ方は色々だと思いますが自分で調べてみるって楽しい作業なんですよね。

「高山植物は高山にあるから美しい」

とよくいったもので、高山にあるから

美しい花を咲かせるものもあるのです。昔は可愛らしい植物は盗掘されたものもあれば栽培され植栽されたものもあったそうです。

今でも種から増やして販売されているものもありますから全て違法とは言えません。

ですが明らかに私有地である「他人所有の山」からこっそりと袋に入れて持ち帰る方がいたのも事実です。

我が家が所有する山でも持ち去りは起こりました。美しい花はそこに咲くから美しいのだということを忘れてはいけないですね。

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