
富士山よもやま話
富士山にまつわるよもやま話です♪
少しずつ記載していこうと思います。
猿は富士山の使いなのです♪

あまり知られていないのですが、富士山には狛犬ではなくお猿様がいらっしゃいます。
なぜなら、富士山は、申年のなかでも、60年に1度やってくる庚申(かのえさる)の年に誕生したという伝説が、古くからあるからです。
お猿様は富士山の使いとして古くから信仰されてきました。富士山中には、猿の像が祀られ登山者も富士山の神仏と猿が描かれた絵を、白装束に刷りこんだり富士山信仰にまつわる色々なものに、猿を目にすることができるのです。
山頂の鳥居も12年に1度申年に建て替えられているのですよ♪お猿さん探しながら富士登山も楽しいかもしれないですね。
画像は吉田口の馬返しから入った旧道の鳥居です。
よ〜く見てくださいね!本来狛犬様がいる場所にはお猿様がいらっしゃるんですよ。狛猿様ですね。
神の使い神猿(まさる)=「魔が去る」「勝る」というどちらの意味もあるから縁起が良いんですね。

雷鳥がい たって本当??

なんと1960年8月に雷鳥を守るプロジェクトとして北アルプス白馬山麓から成鳥3羽(オス2羽、メス1羽)、ヒナ4羽が、ヘリコプターで運ばれ、の静岡県富士宮口4、5合目へ放鳥されました。
追跡調査により、1963年に富士宮口から12キロも離れた山梨県吉田口でも親子連れが見かけられるなど、1964年には10羽、翌1965年には12羽が確認され、繁殖が確認されたとか。
“富士山にライチョウ定着”と思われたそうで、その後も少ないですが目撃情報はあったとか。
1971年5月に県教委が、“富士山にいたライチョウは既に絶滅していた”との結果を発表をするまでの間に目撃した方も。
富士山の山肌にはハイマツなどの高山植物が無く、タカやキツネなど外敵から身を守るすべがなかったのでしょうね。食べ物が不足しがちだったことなども絶滅の原因かもしれません。
つい先日も北アルプスで雷鳥さんにお会いしましたので思うのですが富士山とは環境が違いすぎた〜ということかもしれませんね。

山頂に生き物はいるの?

日本で一番高い場所に生き物はいるのか??
もちろんいますよ。アカホシゴマダラ蝶が山頂にいた時にはびっくりしましたけれどきっと風に乗って上がってきたのでしょうね〜。
とはいえこのアカホシゴマダラ蝶はゲリラ放蝶されてしまった外来種なのです。
もちろん蝶に罪はないですもんね。
他にもいるのですが一番驚いたのは「カモシカ」ですね〜剣ヶ峰の後ろからやってきて剣ヶ峰まで来てその後、回って山頂の火口に降りたんですよね。
思わず声をかけましたよ。そしたら振り向いてくれたのがこの画像です(^^)
当時山頂での発見は初だったと言うことで資料を関係機関に提出しました。
今年は柴犬が走って逃げていたそうですし、富士山の頂上でも生き物が元気に過ごす姿は嬉しいです。
長生きしてね〜って思って見送りました。

山頂に水が湧く?

日本で一番高い場所に水が湧くのか?
富士山頂の北側、山梨県吉田口登山道の近くにあるのが金明水、静岡県の富士宮登山道・御殿場登山道山頂付近にあるのが銀明水です。今現在は祠(ほこら)を置いて祭っているのです。
昔は飲み水として振舞われていたそうですが、今では蓋がされております。
富士山の山頂に剣ヶ峰や白山などの頂があるのですが、そのわずかな高低差があるから雪解け水が溶岩の間からしみ出ているのです。相当古くからあった山頂に出る貴重なありがたい水ということで信仰の対象にもなっていた様ですよ。
金明水を飲んで足の痛みが取れたと言った方もいるそうですが、医学的な根拠や効果(薬効)はなかったかもしれませんが、プラシーボ効果的と言うのか?信じる者は救われたのかもしれないですね。日本一のお山の水ですから何らかの力もあるのかも(^^)

富士山頂に池??

富士山の山頂(富士宮口の山頂近く)三島岳の下辺りには毎年6月末〜7月頃に「コノシロ池」という池というより雪解け水や雨が溜まった大きめの水溜まりができます。
6月〜7月頃になると三島岳からの雪解け水が増えて火山礫のスコリアの間を通り窪地になったこの場所に溜まり、池のように水溜まりとなるのです。季節限定の池(水たまり)です。
ただ年によっては雪解けが早く早めに干上がってしまうこともあり、登山シーズン中には見られないこともあるのです。
この「コノシロ池」なぜコノシロ?なのかというと諸説ありますが、風神に求婚された富士山の女神である木花咲耶姫(コノハナノサクヤヒメ)が、風神に「自分は亡くなり火葬をしている。」と思わせるために山頂に住むコノシロ(魚)を焼いて煙を出したのだとか?
それほど結婚をしたくなかったんでしょうねぇ。
焼くと火葬している時の臭いがすると言われる、コノシロという魚。(実際に焼くとそこまで臭くないそうですよ)コハダが大きくなって15cm以上になってしまった魚ですが、鮮度が悪くなると臭いからそんなふうに言われてしまったのでしょうか?
この魚を焼いて煙を出して、娘は亡くなり荼毘に付されているからと結婚を諦めさせたとかいう伝説が他の地域にもあるそうです。
それにしてもコノシロ池にコノシロが住んでたわけないじゃん!と思うけれど大昔の神様の時代にはきっと泳いでいたんでしょうね〜。

日本一高い場所で働く

日本で一番高い場所で働くと言えば、私たち案内人もそうですし小屋や神社のスタッフの皆さんも山頂で働いていらっしゃいます。
シーズン前には重機が上がって道路整備をしたり、人力で雪かきも行われます。
そして富士山シーズンが始まる前に、通信設備工事でいらっしゃる皆様は山頂の剣ヶ峰の研究所、旧測候所の建物に寝泊まりして機器の設置工事をされているんですよ〜。
だからこそ皆さんが富士登山をされる時には全ての電話の電波が通じやすくなっているのです。
ありがたいことですね!
実際に工事関係者の皆さんとお話しすると、長い間山頂にいるので食べ物が限られてくるとか。
特に野菜不足になるのはよくわかります。
たまたまシーズン前の準備で上がった私が背負っていた野沢菜を差し上げたらとっても喜んで下さいましたよ(^^)持っててよかった野沢菜♫


コノハナサクヤヒメの伝説

日本の国がまだ神代といわれていたころ、コノハナサクヤヒメが富士山の頂きから桜の種をまいたのだとか。日本の桜の誕生の伝説ですね。フジザクラが富士山周辺でみるとコノハナサクヤヒメのおかげかしら?なんて思います。また、サクラの「サ」は農耕の神様で「クラ」は座る場所、だから桜は神様がお座りになる木なんだそうで、それが桜の名の由来になっているという説も。
桜の葉は、胃腸の調子を整えたりする効能や抗菌作用があるそうですよ。桜の葉の塩漬けを桜餅に使いますもんね。そして桜の花の芳香は解毒作用があるんですって。素晴らしいですね。
この桜は緑の桜です。御衣黄桜(ギョイコウザクラ)です。私が好きな緑色の桜さんです。
桜の花は心を癒す効果もあるんでしょうね。
いつもそう思いながら桜を眺めております。

日本一高い結婚式場

「日本一高い結婚式場」は富士山の山頂にある神社「富士山本宮浅間大社」のことです。富士山の山頂に神社があり結婚式を挙げられるのです。 7月15日から8月15日の間本当に挙式を受け付けています。申し込みは、富士宮市の同神社に事前に電話で仮予約の上、申し込み用紙に必要事項を記入し挙式料(10万円〜)を添えて申し込んで下さいね。
もちろん衣装は自分で頂上まで運ばなければいけないですし参列者も自力で登っていかなければなりませんが。もちろん登山服のままでもお式はできますよ。頂上の社殿は10人くらいしか参列できませんから親族のみになりそうですがお友達は山頂で待っていてお祝いをするのも良いですね〜
日本一高い富士山頂で結婚式も素敵ですが体力を使う結婚式になりますから事前トレーニングは忘れずに!!

白い虹

富士山ではいろんな自然現象を見ることができます。白い虹もその1つでブロッケン現象ができるような日には時々見られるのです。
八ヶ岳や広大な畑などでも時々出ることがあるのですが、富士山では何度か見ることができます。
白い虹を見ると思い出す歌があります。
「昔虹の色は8つあったんです。青い空との間にイタズラ好きの白。」っていう歌詞でしたね。
わんぱくな白はどこかに遊びに行ってしまったんだそうですよ。だから私はいつも白虹を見ると遊び回ってる白い虹が出て来たのね!って思うのです。子供達がまだ小さかった頃の温かい思い出を思い出しながら白虹を見ています。
虹は竜や蛇とも言われています。龍も蛇も神の化身。縁起が良いのですが、さらに白蛇や白龍は縁起が良いとか。
皆さんも富士山で白虹を見られると良いですね!

山頂に住む虎

富士山頂の噴火口には、巨大な虎が棲んでいる?
もちろん生きた虎ではないですよ。
虎がうずくまる姿に似た石「虎岩」のことなのですが意外と知られていないのです。
九世紀後半に富士山の山頂の様子が初めて書かれた都良香の「富士山記」の中にも『石体如蹲虎』と記されているのでその頃にはすでに虎の形の石が実在していたということです。(うずくまる虎の如し)その後も噴火に見舞われても「虎岩」はしっかりと残りどっしりと腰を据えたまま千年以上の時を過ごしていると思うとなんとも歴史を感じますね。
私はお鉢巡りをする度にいつも思うのです。
『山頂の主様こんにちは!』
他にも動物に例えられた岩や石が多いですが年々風化して形が変わっているのも事実です。実際「ゴリラに見える!」って言うお子さんも(^^)お鉢巡りの際には是非虎様にご挨拶してみて下さいね。
